2008/11/17

11月15日の本



『永遠の出口』
    
     森 絵都著

これは…つらかった。
主人公の紀子が9章かけて
小3から成人まで成長するのだが、
その過程にはまあ、いろいろあるんです。
お誕生日会に呼んであげないだとか。
非行に走るとか。
両親が家で葡萄酒を密造してたとか。
どうでもいい。
本当にどうでもいいことが。

わたしの感性が鈍いんだろうか。 

でも、ほんとにどうでもよかったんだよ…





『きゅうりの王さま やっつけろ』

         ネストリンガー著

これもつらかった。
話はとっても面白かったのだけど、
これは何がつらいのかというと、
突如現れたきゅうりの王さまの
描写が妙に生々しいのです。

きゅうりと南瓜をたしたようなかたちで、
「ラップで包んだ生のパン種」のような手触り。
芽の出たジャガイモが大好きで、
『余をそちの膝に座らせろ』なんて云う。

恐怖だ…

で、このきゅうりが主人公の父の会社のお金で
悪巧みをし、
父をだまくらかしてその家に居座ろうと企むのだけど、
子どもらが頑張って阻止しました、というお話。

横領だとか子どもの自立だとか、
社会の反映みたいのも窺える。
こうゆうのをしっかり描いて重くなりすぎないのが
児童書の強みだと思う。





『赤木かん子book術 
  子供の本がいちばん!』

       赤木 かん子著

おべんきょうで読んだ本。
かん子ちゃんの年齢が全くわからない。








『カメの飼い方がよくわかる本』

たぶんあんまり知られていないが
わたしはカメが相当好きだ。
まず語呂が良い。
見た目もごろんとしていて好感がもてる。

かっぱの姉はカメを飼っていて、
その可愛がりようといったらない。
同じ布団で寝ているという。
カメの方でも懐いていて、
のしのし後をついてきたり、
頸辺りをなでるとウットリした目をする、
とかっぱから聞いた。

あーカメかわいい。
ああー。

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