2012/06/29

ショックです

私の大好きなちいさんが死んでしまいました
ちい散歩が終了した辺りからじわじわとした不安を感じておりましたが・・・

好きなじいさんがどんどんいなくなってゆきます
ウンゲラーも死んだし

歌丸師匠と美輪明宏まで死んだらもうどうしていいかわからん
シュヴァンクマイエルも70だしなあああ

2012/06/16

追伸

銭ゲバは回を追う毎にずさんな展開になり
非常にがっくりしました。
脚本家(なんとか惠和。ちゅらさんの人)ぜったい原作読んでない。
送ってあげたい。
ついでにドストエフスキーも読んでもう少し
罪とか幸福とか考えて欲しい。

アラビアのこと

アルバイト先に美術にくわしいおねえさんがいて、
旅行したフィンランドで買ったという本を貸してくれました。
私はフィンランド語は殆ど分からないのですが、
アラビア社のカタログのよう。
コロリとしたフォルムに大胆な模様と色遣い。
見ているだけでウットリします。
最近私も生意気になってきて、
昔は食べ物がのればいいと思っていたのですが
やっぱりちゃんとつくった食器は置いて見たときのラインとか、
飲み口の触感なんかが断然美しいと感じるようになりました。

皿の裏に箔されている社名のロゴ?も時代とともに
いろいろ変遷があって、それもたのしいです。

あと便器もつくっていたんだかいるのだか。
TOTO(東洋陶器)みたいなもんか。

フィンランド語ってプフンとかモイモイとか
やけに可愛い響きの言葉が多い。おぼえたい。

2012/06/09

銭ゲバのこと

漫画版『銭ゲバ』(ジョージ秋山作・幻冬舎文庫)にいたく感動しました。
もんのすごいカルトな終わりかたで、
かっぱ先生はそれが気になってしょうがないみたいでしたが、
わたしはそんな唐突なエンディングも気にならないくらい
感動したのですよ。

要するにお金がないせいで碌に医者にも看せられぬまま
おっかちゃんを亡くしてしてしまった風太郎君が
世の中銭ズラ!と悪事の限りを尽くして富を手に入れる話ですが、
悪いことをしながらも
「世の中でいちばん大切なものはお金ではないこと」を
証明してくれる人を心から求めている姿に号泣しました。
買って二日で3回ぐらい読み返してしまった。

で、その銭ゲバがテレビ放映していたという。
早速新宿蔦谷さんにかけてゆきました。
主演、松山ケンイチ。
きみのようなイケメン、貧乏でもどうにでもなるやろー!
と思っていましたが、見事に嵌まるんです。
内にこもる感じとか、俯いていても常に他人の動向をうかがうところとか
ねちっこくて大変よかったです。
でも笑った顔がかわいいのでやっぱり駄目だな・・・

あと設定もちょこちょこ変わっていて
(まあ原作は水俣病とかでてくるしなあ)
細かいところはどうでもいいけど最大の難点は
貧乏たってたかがしれてるでしょ?と思わせる家。
枕もとにスタンドライトなんか置いてやんの。

そんなわけで見るなら漫画です。
デロリンマンも相当好きです。
麗しい絵の漫画しか受けつけなかった時代のわたしは何処へ。

手塚展のこと

うわ 5月なんにも書いてない・・・
よく炎上してなかったなあ


水曜日に世田谷文学館へ行ってきました。
『地上最大の手塚治虫』展。
漫画家になるまでの経緯や私物、手塚先生が採用している
「スターシステム」(キャラクターをいろいろなマンガで登場させる)
で、誰がどの漫画にでてくるかの紹介など、たくさんの原画を交えて
そう広くない敷地に見ごたえ抜群でした。

私はパアなので手塚先生の偉大さを今までよく分かってなかったのですが、
といっても今も本当には理解してないのかもしれませんが、
ほんの小さな1コマの人物の表情も痛々しいほどリアルで、
手塚先生の人に対する愛情とか、なにか天性のものを感じました。
ほんとうにかみさまのような人だなあ、としみじみ思う。
今更だけど・・・(私は神経が恐竜なのです)。

あとホワイトを異様なまでに使わない。
インクが擦れたとか、原稿自体の汚れで使っているところはあるものの
線自体の修正ってほぼしてなくって、それにも驚愕でした。

アトムちゃんかわいかったー。