2008/11/28

今日の本


『若おかみは小学生!』

     令丈 ヒロ子著

小学校高学年女子に絶大な人気の
シリーズ第一作。
幽霊と美少年といぢわる娘で
主人公がんばる!なおはなし。





『字幕の中に人生』

    戸田 奈津子著

戸田先生の映画・翻訳人生。
色んな人に悉く同じ質問をされて
面倒なので書いた、とは本文より。



とはいえ映画の翻訳がいかに大変か、
口で云って習得できる技術でないこと、
一秒に四文字まで、
でも例外のないルールはないこと、
何より戸田女史の映画に対する愛情が
リヤルに書かれてあって、
こっちまで映画を観たくなった。
で今TSUTAYAまで走ってきた。

装丁も和田誠の装画でおしゃれなんだ。
こないだ古書店でみた時買えばよかった。

きのうの本



『十一月の扉』

    たかどの ほうこ著
あー読まねば読まねば読まねば(以下略)と
思い続けてやっと開いたたかどの作品。
「耳をすませば」にとても(とても!)
似た雰囲気で、とにかく爽やかなストーリイ。
わりとすき。

2008/11/26

我が家のかわいいちゃん


この寒いなか健気に咲いた西洋朝顔。
とても鮮やかな紫いろで、
写真なのが残念です。

初代はかっぱが村から
摘んできてくれたのだけど、
もぐらの過度な愛情により(肥料やりすぎた)
そう早々に枯らしてしまった。
(↑誤植ぢゃないよ)

からっぽの鉢を片付ける気にもならず
ションボリと過ごしていたら、
ちいさい芽がぽちょぽちょ出てきて、
あれよあれよという間に
こんなに大きくなりました。

5株も伸びてくれたのでふたつの鉢にわけた。
こっちは双子の鉢。
三つ子組も負けじと成長中。

毎日見飽きない。たのしい。

2008/11/24

じんぐるべーる


来月の児童書コーナーの展示担当になった。
もぐらと森の仲間三人。
(もぐらは森に居るのか?と、かっぱにつっこまれる。
 うるさいやい。)
安直にテーマが決まるも
全員狙ったように出勤日がすれ違うので
各自調べる・ツリー・サンタ・題字と
それぞれで作って持ち寄ることになった。

もぐらは題字担当。
なかなか巧く拵えることができました。

ちなみに、調べるかかりのスカンク氏によると
トナカイはもともと八頭で、
各々なまえがついてるそうだ。
ダッシャー・ダンサー・プランサー・ビクセン・
コメット・キューピッド・ドンダー・ブリツェン…だって。
で、クリスマス当日にものすごい霧がでて、
わーマイッターとなったところで
ぴかぴかおはなのルドルフ君に先頭を走らせて
道を照らしてもらったそうです。

2008/11/23

のんびりやさん

4月からずっと閉まっていたパン屋が今日再開した。
閉店中、店頭の張り紙には
「フランスへ修業のため、11月まで休業します」。

一体どんなうまいぱんが食べられるのかと、
腕をぶんぶん振ってぱん屋へむかう。
開店時間の10時少し前に着いて我が目を疑った。

ぱんがない。

時計を見間違えたとか、開店日時を勘違いしていたとか、
いろいろ考えてみたが、どうもそういうことはなさそうだ。

じゅ、10時にまた来よう…

近くのコンビニで立ち読みしてまた戻る。

いよいよ愕然となった。
やっぱりないのだ。
値札はいっぱいあるのに、現物がない。
隅のほうに、すまなさそうにあんぱんが
ころころと焼き上がっていた。
仕方ないので2個買って帰った。

精算の時に田舎の女子高生のような風貌の娘さんに訊いてみたところ、
「これからどんどん焼き上がります!」
と、元気いっぱいに答えてくれた。

ぱん屋で10時開店、という時点でかなりノンビリしてると思うのだけど、
それで焼けてないってどうなんだ。
素朴な味でうまかったけど、
でも午後からぱんは買わなかろう。

アテが外れたので、家の99ショップトーストも食べた。
99の山形食ぱんもかりかりですき。

2008/11/22

やっと観た




本も映画も手をつけておらず、
長いこと後ろめたさを感じていた
ヴェルヌ。
今日は遂に、
『海底二万マイル』を借りてきた。



いちばん驚いたのは、「日本語字幕スーパー」と
しっかり表記されてたのが実は吹替版だったことなのだが、
それはさておき。

ノーチラス号の造形がとても恰好良い。
思わずプラモが欲しくなった。
(風呂であそぶ)
ノーチラス号は凄いんだよー。
敵が入ってきたら電流は流れるし(手動だけど)
立派なパイプオルガンはあるし
ネモ船長はお料理上手で
至れり尽くせり。
それと、とっても人なつこいオットセイがいる!
船長が飼ってて首輪がついていて、
これはかわゆい。
相当かわゆい。
歌えば音頭をとってくれるし、
毛布を掛ければくるまって大人しく眠る。

エンタテイメント性のあるとこを上手に切り貼りしてるかんじなので
扱いが杜撰だなーと思うところもあったけど、
視覚的に愉しかった。
雰囲気点高いです。

原作も読んでみたいな。

電流で退治される人食い黒んぼ。↑







←ネモ船長を囲んでの夕食。

2008/11/21

今日の本



『七時間目のUFO研究』

        藤野 恵美著

七時間目の何たらかんたらシリーズ第3弾。
♪ぺっぺっぺ ツバぺっぺ

というかんじです。
鳩ぽっぽのメロです。



江原哲之のぱくりキャラで、
アダムスキー江尻というのが出てくるとこだけ
ほんのちょっとおもしろい。      

今日の本

『ドリトル先生アフリカゆき』

      ロフティング著
      井伏鱒二訳

小学生の頃めちゃくちゃ好きだったドリトル先生。
という割に内容をあんまり覚えてないのが悲しくて再読することにした。

今読んでも全く色褪せていなくて、
ざくざく読んでしまいました。
第1巻は、ドリトル先生がオウムに動物語を教わって
獣医になるまでの経緯と、
病気のサルを助けるためのアフリカ冒険譚。

道中ジョリギンキという黒んぼ王国の王さまに
目をつけられるのだけど、
その辺の描写が時代を感じます。
ろまんちっく趣味の黒んぼ王子が
好きなお姫さまに
「まあ、この人黒い!」と叫んで
逃げられる、なんて
今じゃまずえらい人に叱られるだろう。

と、そんなことは置いといて
とにかく続きはどうなるんだろうと
わくわくせずにいられない。
井伏先生の訳がまたいきいきしてて
登場動人物の個性がよく出ている。

おもちろいよ。
とってもおもちろいよ。

2008/11/20

品川にて


函館から遊びにきていたかっぱの友人を
送りに品川まで便乗。
函館は大雪で欠航便もでておりかなり危険、
とゆう情報に相当ブルーな氏と別れたあと、
折角なので品川を探検することにした。

で、品川。
住所でいうと港区。
高輪や白金台がちかく、
おかねもちの空気がびしびし漂っていました。
そんな中でもゆうれい地蔵とか
四十七士の墓とか、
興味をそそるものもちらほら。
(どっちも道が分からず結局未確認)

おっきなホテルや会社のビルに紛れて、
博士のひみつ研究所みたいな建物を発見。
ウルトラセブンに出てきそうだ。
てっぺんのチョンボリから、
宇宙と交信してるに違いない。
わるいやつらだ。

2008/11/19

今日の本


『義経千本桜』
(橋本治・岡田嘉夫の歌舞伎絵巻2)


古典に詳しい橋本先生が、
ヤングアダルト向けに歌舞伎の外題を
現代語で物語仕立てにしたもの。
シリーズ1として仮名手本忠臣蔵、
確か7月くらいに第3弾で
菅原伝授手習鑑が発売。




というのは読んでから知ったことで
岡田嘉夫の美麗な絵を大判で見たいがため
図書館から取り寄せた。

線がほっそくて、でも色遣いは大胆で
すてきなんだー。
手元に欲しい。

岡田嘉夫挿画といえば
角川ホラー文庫刊、皆川博子著
『うろこの家』も
白黒で雰囲気あってよかった。
話の筋は全く覚えてません。
面白くないとは思わなかった記憶はあります。

2008/11/17

きのうの本



『七時間目の怪談授業』

        藤野 恵美著


携帯電話を小学校に持ち込んだため先生に没収された主人公はるか。
その前日には呪いのメールを受信していて、
九日以内に三人に転送しないと呪われるというのに
没収期間は一ヶ月という。
幽霊を信じない先生を、
一週間以内に怖がらせることができれば
携帯は返してもらえることになった。
毎日放課後、クラスでの怪談授業が始まった…


発表される怪談はありがちで
しかも登場人物も特徴がないので
愛着もなにもないけども、
文章がとても丁寧にかかれてあって
とにかく設定があまり見かけないので
たのしく読んだ。
続編も読んでみたい。

余談だけど筆者と地元が同じだ。

11月15日の本



『永遠の出口』
    
     森 絵都著

これは…つらかった。
主人公の紀子が9章かけて
小3から成人まで成長するのだが、
その過程にはまあ、いろいろあるんです。
お誕生日会に呼んであげないだとか。
非行に走るとか。
両親が家で葡萄酒を密造してたとか。
どうでもいい。
本当にどうでもいいことが。

わたしの感性が鈍いんだろうか。 

でも、ほんとにどうでもよかったんだよ…





『きゅうりの王さま やっつけろ』

         ネストリンガー著

これもつらかった。
話はとっても面白かったのだけど、
これは何がつらいのかというと、
突如現れたきゅうりの王さまの
描写が妙に生々しいのです。

きゅうりと南瓜をたしたようなかたちで、
「ラップで包んだ生のパン種」のような手触り。
芽の出たジャガイモが大好きで、
『余をそちの膝に座らせろ』なんて云う。

恐怖だ…

で、このきゅうりが主人公の父の会社のお金で
悪巧みをし、
父をだまくらかしてその家に居座ろうと企むのだけど、
子どもらが頑張って阻止しました、というお話。

横領だとか子どもの自立だとか、
社会の反映みたいのも窺える。
こうゆうのをしっかり描いて重くなりすぎないのが
児童書の強みだと思う。





『赤木かん子book術 
  子供の本がいちばん!』

       赤木 かん子著

おべんきょうで読んだ本。
かん子ちゃんの年齢が全くわからない。








『カメの飼い方がよくわかる本』

たぶんあんまり知られていないが
わたしはカメが相当好きだ。
まず語呂が良い。
見た目もごろんとしていて好感がもてる。

かっぱの姉はカメを飼っていて、
その可愛がりようといったらない。
同じ布団で寝ているという。
カメの方でも懐いていて、
のしのし後をついてきたり、
頸辺りをなでるとウットリした目をする、
とかっぱから聞いた。

あーカメかわいい。
ああー。

11月15日



事後日記、と書くのも面倒になってきた。
ので以降やめます。

一念発起してジョギングを始める。
続ける気ではいるが、いつまで続くことやら。
近くの公園の中にある競技場のトラックを
手始めに3周。
心臓がきゅっとなって、
息苦しくなる感覚は久しぶり。
からだが重くてびっくりした。

広場のほうで農業祭りが開催されていた。
このへんでは有名な、大がかりな行事のようだ。

野菜の宝船が飾ってあって、
この野菜は翌日配布すると書いてあった。

田舎好きなのでいいのだけど、
うちの周りは農園もおおく、
時々、ここは花の東京23区内なのか?と
疑いたくなる。

事後日記・11月14日『つづきの本』

子どもの本だとあなどるなかれ。
どちらも絶品。



『エルマーのぼうけん』

          ルース・スタイルス・ガネット著
          ルース・クリスマン・ガネット画

冒頭が「ぼくのとうさんが ちいさかったとき…」と
エルマーの息子の語り口調なのにまず意表をつかれ、
そのままぐいぐい引き込まれてしまいました。
特筆すべきは挿画
見返しに描かれてある地図が凝っていること!

ところでいま苗字が同じなことに気づいた。
親子だそうです。










『きえた犬のえ』

      マージョリー・w・シャーマット著
      マーク・シマント画

赤木かん子女史も絶賛、傑作ミステリ。
ともだちのアニーの描いた、
きえた犬の絵の行方をもとめて
少年探偵アニーが立ち上がった!

オチはまあ、想像つきましたが
情景描写が楽しくてぺろりと読んでしまいました。

こちらも挿画が魅力的なことを追記しておきます。  

2008/11/14

今日の本


『オリガ・モリソヴナの反語法』
       
            米原 万里著

買った買った




今日はかっぱと夜の渋谷へ。
20時閉店だったブックオフ
(怠慢だなあ)
23時までの営業になっていて、
小躍りして乗り込む。
土地柄か、雑誌や芸術系が豊富。



これだけ買って950円。
エルマーが3冊函入で100円は掘り出しもの。


ちなみに、
消えた犬のえ、は児童ミステリ文学作品の傑作らしい。
愉しみだわあ。

更に。
かっぱは『妖少女ラルヴァ生贄』・『おちんちんの話』
等を購入、ほくほくしていた。
おそろしい。

2008/11/11

きのうの本



『クラバート』 

          プロイスラー著
          中村浩三訳


クラバート、というタイトルに惹かれて
渋谷のブックオフ(児童書豊富でえらい)で買った本。
「愛と自由をうたいあげる壮大なファンタジー」だそうだが、
そんなさわやかさを感じさせないところは矢張りドイツ人。
重い…
クラバートが働いていた水車小屋の描写がいわくありげで
どろどろしていてやたら恰好良い。
(死のうす、なんてでてくるんだ)

事後日記・11月10日『めるへん都市・目白③』

今日はここに振り回された。
駅前の地図で見つけてさぞ愉快な施設だろうと、
曲がりくねった道をえんえん迷って、
でもうきうきしながら歩きまくって
やっとこ辿り着いたと思ったそこは学童。

名称が児童館、なんて詐欺だ!








今日の収穫。
だいすきな絵本
「かいじゅうたちのいるところ」
原書でやすく入手できてほくほくしている。

事後日記・11月10日『めるへん都市・目白②』


たまたまみつけた絵本専門書店。
こちらは新刊。
ヨーロッパ各言語の絵本・児童書が充実。
仕掛け絵本も豊富。





こっちが本命。
貝の小鳥。
所狭しと本や木の玩具・北欧の古い切手やカードがおいてある。
とってもすてき。
ただ、目の保養には良いけど
財布にはあまりやさしくない。

事後日記・11月10日 『めるへん都市・目白①』

貝の小鳥、という古書店の噂を聞きつけ単身目白へ。
初めて歩いた第一印象は「お金持ちの住宅街」。
大通りの銀杏並木に、佇立するお行儀の良さそうな学校。
よくある閑静な住宅街…

…とは何か違う。


なんというか、

「めるへんくさい」のだ。

そのメルヘンくささにドイツ人を偲び、
バウムクーヘンを買って歩き食いした。
片鱗をのっけておきます。



←「メルヘン商会」。
 そのまんまだ。

                          ↑ めるへんたたみ。





       ドリトル先生再来!        うずらのおいしゃさん→     






↑ 和風のお庭にもめるへん精神は忘れない。

(右隅注目)



事後日記・11月7日

急に寒くなる。
天気も悪いしうえー働きたくないよう、と
憂鬱なきもちで自転車のペダルをふんだところで。

いつぶりだろうか。
飛行船。

ちょっと元気でた。
でも寒いは寒かった。












画像がちっさくてUFO目撃写真のようだ。

2008/11/08

今日の本


『右翼と左翼はどう違う?』

         雨宮 処凜著



「14歳の世渡り術」という、シリーズ、
かどうか分からないけど
図書館のヤングアダルトコーナーに在ったので
難しいことはなかろうと読んでみた。
著者の考え方の移り変わりや活動歴、
現役の左右翼の活動家のことが分かりやすく書いてあった。
詳しい人には物足りなかろうが、
自分のような初心者には丁度よい。

備忘録のため、手短に終わる。

今日の本



『ぬばたま』
    
      あさのあつこ著

山に「呼ばれた」ひとの連作4編。
全編にただならぬ雰囲気がただよっていました。
じわり、じわりと追い詰められていく感じ。
ただ、その、じわりじわりが

じれったい。

面白い。確かに面白いが。
5行先にも同じことが書いてあって、
一段落先にも同じことが書いてあって、
数頁先にも…(以下略)

じっくり、じっっっ…くり読書で恐怖を味わいたい人にすすめたい。
私はせっかちでだめだあ。

2008/11/05

遅くきたハロウィン


実家に届いた気が重くなる封書の群れ
(源泉徴収とか請求書とか・・・)
に混ざって
姉からのすてきなプレゼント。
ハロウィンの飾りです、とのこと。
上からカボチャ、ねこ、うさぎ、アチ(甥)。

姉ちゃん遅いよ!
でもとても嬉しいです。ありがとう。
全部にちがうかおが描いてあって
たのしい。



勝手にのっけてすみません。

今日の本

『車のいろは空のいろ』 

        あまん きみこ著


空いろタクシーの運転手・松井さんが覗いた不思議な体験を
8作の短編にまとめたもの。
お客も人間の子どもに化けた子ぎつねの兄弟や山ねこ・ちょうちょと
ユニーク。
ファンタジックなのだけれど、甘過ぎないのがまた良い。


中でも特に気に入った話について。

「すずかけ通り3丁目」 

すずかけ通り3丁目へ、と乗り込んだ女性客。
耳慣れない通りだったので、松井さんは道の指示を頼んだ。
車を走らせていくうち、ビル街だった筈のそこに、
スズカケ並木の続く赤やみどりの屋根がならぶ。
一軒の家に停まると一旦車を待たせて、今度は駅まで乗っていった。
お金を払う手を見てはっとなる。

40歳くらいの色白の女性だった筈が、今目の前にいるのは
どうみても60過ぎのおばあさんである。
さっき向かった場所は戦前住んでいた家だったのだ。
そして今日は死んだ息子の命日。

何年経っても亡くした息子は3歳のままで、
自分もまた当時の年齢でいる気がするのですよ、と云っておばあさんは去る。
ありがちな話だとおばあさんもすでに死んだ人だったとか、
或いは車中で消えて終わるのだけど、
この作品ではちゃんと生きている。
おばあさんの思い出の世界に、
松井さんもふっと足を踏み入れてしまったんだな。


戦争の傷が今なお癒えないおばあさんの心情が、
おはなしの幻想的な雰囲気と相俟ってとても美しい。



2008/11/04

神田古本まつり

昨日は、かっぱと連れ立って神田古書まつりへ。
最終日なので品薄になっていると、立ち寄ったブース(露店?ワゴン?どう云やいいのだ)の主の談。
期間中駆り出されていて今日ようやく地元の名古屋に帰れるんだとか、
準備は夢があるからまだいいけど片付けは気が重いねえとぼやきあったり、
出店側の心境さまざまの様子を流し見ながら大通りを外れて古書会館へ向かう。
金井田英津子版画展。

ちくまの文豪怪談シリーズの表紙が、彩色前と後ので展示されていて、
原画も勿論すてきでしたが、色づけからその後のデザインをした人も素晴らしいセンスだとうっとり。
ほかにも古い妖怪画や絵巻・浮世絵の展示もあって
(こちらは販売品。どれも美品で80万とかしていた)
見応えがありました。
今昔の怪談画を堪能後に金井田さんと東雅夫先生のトークイベントに出席。
ゲストに加門七海先生と、前述のデザイナー・山田英春氏が参加してました。
古書と文豪と怪談がテーマ。
金井田さんの『好きな本、貸す馬鹿返す馬鹿』は名言だと思った。

かっぱが「加門七海とちゅうで涙ぐんでたよねえ」と云ってたが、なんだったんだろう。
なにか視えたんだろうか。


←すずらん通りの様子。
 どこもきっと編集者が休日返上で頑張ってるのでしょう。
  本好きなんだろうなと改めて感じました。





     ↓ かわゆい古書店発見。今度入ろう

       


↓ 今日の収穫物。全11冊。


                                                                     

   ↓ 夕飯後日比谷バーへ。
   珈琲も美味で入口の煉瓦も感じが良いのに
   肝心の内装がホテルのロビーのようだった。                              


てすと

かっぱ だよ