2009/01/26

もぐら、代々木行脚


「子どもの本この1年を振り返って 2008」受講のため、
国立記念オリンピック青少年
総合センターへ。
代々木公園に隣接したやたらでかい敷地に
センター棟・カルチャー棟・
スポーツ棟に
宿泊棟が4棟あり、それらが妙にカラフルで
何やら胡散臭い。

建物はさておき講義は充実。
絵本、フィクション、
ノンフィクション、
ヤングアダルトとそれぞれ
ジャンルごとに
リストアップされ、
そこから更に絞って各専門家が
丁寧に解説。


YA担当者がコバルトとか電撃文庫もちゃんと
チェックしてるところに、
ちゃんと仕事で本を読む人なんだなあと感服。

しかしまあ不況とはいえ出ていること出ていること。

科学の本で、特に昆虫なんかは
写真技術が発達しているのもあって
毎年質が上がっていっている模様。


第2部として漫画家・山田貴敏(Drコトーの人)の講演。
「マンガが生み出されるまで」との題目だったが
担当編集者の愚痴ばかり云ってて面白かった。
過労で死にかけているところ
(本当に危なかったらしく集中治療室に入れられていた)
「あと6枚です!」と原稿を催促してこられて、
腹が立って小学館と担当の悪口をひたすらしたためた遺書を
枕の下に隠して仕事をしたことがあったそうだ。

そんな山田氏の訓示
「人間の生きる活力は心底からの怒りです」

他に図書館に対する要望としては
ベストセラーの複本より専門書の充実を、とか
貸出し数に応じた印税を…とか、
コトードラマ秘話とか、
(吉岡秀隆の離婚の原因がこのドラマだったとか)
気さくにいろいろ喋っていた。






















いちんち座ってくたびれたので、帰りは
とりとめのない書き初めの貼りだしを横目に
ひとつ隣の明治神宮前駅から乗車。
NHK競技場には立派なテントが張ってあった。
サアカスかねえ。たのしそう。

2 件のコメント:

0次郎 さんのコメント...

うわわ楽しそう。
こんなイベント(ちょっと違う?)もあるんだね。
結構な人の入りなのかしら。

習字写真の『馬鹿息子』に
飲みかけたカップスープを吹き出すところでありましたぞ。

ともかくお疲れさま(と言うよりお楽しみ?)でした!

もぐら さんのコメント...

馬鹿息子の隣の
「おしょがつ たこ」も
かなり気になります。

児童書関係の人に
ニット素材の自然体ファッションが多いのも
気になります。
会場内も然り。

この会は毎年やってるそうで
今年で8回だか9回だかでした。
150人くらいきてましたよ。
北海道から参加という熱心な方も。