2011/04/24

講演2席



この週末は文化的に過ごしました。

まず23日(土)国立新美術館にて巖谷國士先生の講演
『シュルレアリスムと美術』

シュルレアリスムには共通の様式や技法がない、
また、定義づけることがシュルレアリスムでないとのことで、
はっきり「これがシュルレアリスムだ!」というのはなかったが
大そう分かりやすく、面白かった。
道具としての物をオブジェ化し、解放することで
常に文明と対立していること、
自然(森)・共通の場所などキーワードに展開。
終演後「1階のカフェにいるから質問のある方は来てください」
と言い残して退席。なんて恰好好いんだ!

その後歩いて六本木まで出て映画『イリュージョニスト』鑑賞。
シルヴァン・ショメ監督は
『ベルヴィル・ランデブー』で一躍注目浴びましたが
これを期待して来た人は肩すかしだったのではなかろうか。
言葉の通じない(唖じゃないよ)少女と老手品師のすれ違い。
エジンバラの広大で寂しい感じがとてもしびれました。

あらすじらしい展開も台詞も殆どないけども、
それでまた画が引き立ってると思います。
アニメなんだから当然だろうと云われそうだが
絵が本当に美しい。
観た直後はもやもやしたけど、じんわりと
心にしみてきます。絶賛!



で、夜が明けて今日は明大にて
吾妻ひでおと新井素子の対談。
まー・・・司会の段取り悪いのなんの。
同じこと2回訊いてやんの。
でまた参加者も絵に描いたような
アレな人ばかりで・・・
皆まで云うまい。
そそくさと退散。

池袋の喫茶タカセ(昭和の名残)でフルーツサンドと珈琲をいただく。
ここのパンは素朴で美味しい。
思わずニッコリとする。
西武百貨店で母の日の贈り物を買って帰宅。

あ、今日のトップ画像はお茶の水駅前。
ゴジラが出てきそうで好きな風景。
お堀のそばを電車が通っています。

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