2009/02/25

田遊び


興味深い行事があってので遡って記録。
2月13日に近所の神社で田遊びという
行事があった。
五穀豊穣を祈るまつりで、
夜19時ころから御輿をかついだり
天狗さまが出てきたり
妊娠したおかめが出てきたり
とにかく怪しい。







怪しいけれども江戸時代からのやりかたを踏襲しているそうで、
今や無形文化財となっている。



苗を植えるところから稲刈りまでを
舞で奉納する。
途中でてきた獅子舞は厄の象徴らしい。
それを退治することで厄除けの祈願になる。

おかめはもうひとり居り、
こちらは子孫繁栄を意味するもの。

女おかめに話しかけられる。
「もうやだあ~
 (腹が)こんなにおっきくなっちゃった」

なりきってるのか裏声で喋るので
恐ろしいこと夥しい。
剽軽なじいさまだ。






最後に竹に火を放つ。
組んで3メートルくらいの高さにしてあるので迫力あり。
あったかい。
消防隊が待機していた。
汚れないようにかそばの狛犬が簀巻きにされていたが
これは良いのだろうか。


まつりはしめて2時間くらい。
恒例化しているようで
今年はモタモタしてるわねえ等、
見学者らの声。
人はかなり沢山集まっていた。
始まる直前に子どもたちが人寄せをするところも
伝統らしい。
諸星大二郎の世界。

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